サリルマブ × CYP3A4基質薬 注意(添付文書)
要約
サリルマブを始めると、薬の分解酵素CYP3A4(薬の分解酵素の一つ)で分解される薬の血中濃度が下がることがあると、添付文書に書かれています。名指しされているのは経口避妊薬(飲む避妊薬)、シンバスタチン(コレステロールを下げる薬)、ミダゾラム(眠り・鎮静の薬)などです。そのため、これらの薬の働きが弱くなるおそれがあります。関節リウマチの炎症で抑えられていた酵素の働きが、炎症が治まることで元に戻るために起こります。気になる薬があるときは処方医・薬剤師に相談し、自己判断で量を変えないでください。
あわせて確認:サリルマブ × シンバスタチン(商品名: リポバス等)
ヒトでのエビデンス
あり(代表例シンバスタチンでヒト薬物動態データあり。別の記録を参照)
根拠
ケブザラ皮下注150mg・200mg添付文書(サノフィ、2026年4月改訂・第3版、PMDA電子添文で原典確認) §10.2併用注意に「CYP3A4基質(経口避妊薬、シンバスタチン、ミダゾラム等)」を名指しし「CYP3A4基質の薬剤の血中濃度が減少するおそれがある」、機序としてIL-6上昇で下方制御されたCYP活性がIL-6受容体阻害で非炎症状態のレベルに回復する旨を記載。トシリズマブ(日本の§10.2に名指しなし)と異なり、本剤は§10.2の名指しがあるため注意(添付文書)とした。
- 最終確認日
- 2026-10-31
- 確認方法
- AIによる検証のうえ薬剤師が一括承認
この記録は一般的な情報です。自己判断で薬を中止・変更せず、気になったら処方医・薬剤師に相談してください。処方には、添付文書には書かれていない、その人の状態に合わせた理由があることも多くあります。