アピキサバン × アゾール系抗真菌薬(イトラコナゾール、ボリコナゾール等。フルコナゾールは除く。商品名: イトリゾール等) 注意(添付文書)
要約
これらの抗真菌薬は、酵素CYP3A4とP-gp(薬を運ぶタンパク質)の両方を強く止めるため、アピキサバンの血中濃度が上がり、出血の心配が増えます。日本の添付文書では「併用禁忌」ではなく「併用注意」で、アピキサバンの減量(1回10mgなら5mg、1回5mgなら2.5mg)を考えること、場合によっては併用しないことが書かれています。海外のラベルでも減量扱いで、日本と大きくは違いません。ケトコナゾール(飲み薬は国内未承認)との試験では血中量が約2倍になりました。
飲み忘れたとき 飲み忘れに気づいたときは、すぐに1回分を飲み、その後は通常どおり1日2回飲みます。忘れた場合でも、一度に2回分を飲むことはしません。
ヒトでのエビデンス
あり(薬物動態試験)
根拠
エリキュース錠2.5mg/5mg 電子添付文書(2026年3月改訂・第9版)で照合 10.2併用注意「アゾール系抗真菌剤(フルコナゾールを除く)イトラコナゾール、ボリコナゾール等、HIVプロテアーゼ阻害剤リトナビル等: 本剤の血中濃度が上昇するおそれがあるため、本剤の減量を考慮すること、あるいは有益性と危険性を考慮し併用が適切と考えられない患者には併用しないこと」・16.7.1(ケトコナゾール併用の薬物動態データ)※10.1併用禁忌は「該当しない」と同IFで直接確認
- 最終確認日
- 2026-10-30
- 確認方法
- AIによる検証のうえ薬剤師が一括承認
この記録は一般的な情報です。自己判断で薬を中止・変更せず、気になったら処方医・薬剤師に相談してください。処方には、添付文書には書かれていない、その人の状態に合わせた理由があることも多くあります。