アトルバスタチンカルシウム水和物 × アルコール(お酒全般。ビール/ワイン/日本酒/蒸留酒の種類差を含む) 一般的注意
要約
お酒の種類でアトルバスタチンへの影響が違う(ワインのポリフェノールで変わる等)というヒトデータはありません。種類ではなく「量と、肝臓への負担の重なり」が問題です。アトルバスタチンは肝臓で働く薬で、添付文書でも肝臓が悪い人は使えない・注意とされ、アルコール中毒の人は筋肉の障害(横紋筋融解症=筋肉が壊れて腎臓を傷める状態)が出やすい人として挙げられています。高齢者の観察研究では、飲酒がスタチン服用中の肝酵素上昇と関連していました。「絶対ダメ」ではありませんが、大量飲酒は避け、肝臓の病気がある人・検査値が高い人は必ず相談してください。服用時間をずらすことで対処できる飲み合わせではありません。
ヒトでのエビデンス
あり(観察研究、クラス+複数スタチン。直接の薬物動態試験なし)
根拠
PMDA添付文書: 2.2 肝代謝能低下患者は禁忌、9.1.2 アルコール中毒の患者は横紋筋融解症が出やすい患者、10.2にアルコール自体の相互作用記載なし。高齢者前向き観察: A prospective study of hepatic safety of statins used in very elderly patients. PMC6915904(80〜98歳515人、スタチン服用中のトランスアミナーゼ上昇に飲酒が独立関連、OR 2.74、95%CI 1.37-5.45。アトルバスタチン単独の試験ではない)。アトルバスタチン×アルコールの直接のヒト薬物動態試験は見つからず。酒の種類別(ビール/ワイン/焼酎等)の比較データなし
- 最終確認日
- 2026-10-30