アトルバスタチンカルシウム水和物 × セントジョーンズワート(セイヨウオトギリソウ) 注意(ヒトデータあり)
要約
気分系のハーブサプリです。CYP3A4(薬を分解する酵素)を増やす働きがあり、アトルバスタチンが体から早く消えて、効き目が弱まるおそれがあります。実際に、アトルバスタチンを安定して飲んでいた患者さんの試験で、このハーブを4週間使うとLDLコレステロール(悪玉)が有意に上がりました。日本の添付文書には載っていませんが、ヒトデータがあるため載せています。自己判断で始めたりやめたりせず、使っている場合は伝えましょう。効果が戻るかどうかの確認は血液検査で行います。
ヒトでのエビデンス
あり(小規模無作為化クロスオーバー試験)
根拠
Andrén L, et al. Eur J Clin Pharmacol. 2007;63:913-916. DOI: 10.1007/s00228-007-0345-x(高コレステロール血症患者16人、無作為化クロスオーバー。アトルバスタチン10〜40mg安定服用中にMovina 300mg×2回/日×4週でLDL 2.34→2.66 mmol/L、総コレステロールも有意に上昇。HDL・中性脂肪は変化なし)。総説: Borrelli F, Izzo AA. AAPS J. 2009;11:710-727. PMC2782080(同試験をCYP3A4・P-gp誘導として整理)。PMDA添付文書10.2に記載なし
- 最終確認日
- 2026-10-30
この記録は一般的な情報です。自己判断で薬を中止・変更せず、気になったら処方医・薬剤師に相談してください。処方には、添付文書には書かれていない、その人の状態に合わせた理由があることも多くあります。