アトルバスタチンカルシウム水和物 × ジルチアゼム(カルシウム拮抗薬)等の「中程度」のCYP3A4阻害薬 注意(ヒトデータあり)
要約
血圧の薬のジルチアゼムもCYP3A4(薬を分解する酵素)をある程度邪魔するため、アトルバスタチンの量が約5割増えたという海外データがあります。日本の単剤添付文書の相互作用欄には載っていませんが、実際に一緒に処方されやすい組み合わせのため、論文・海外ラベル根拠の記録として分けました。同じカルシウム拮抗薬でもアムロジピンでは増え方は約15%と小さく、配合剤(アマルエット)として正式に使われています。「Ca拮抗薬だから一律に注意」ではありません。筋肉の症状が強まれば相談してください。
ヒトでのエビデンス
あり(海外薬物動態データ)
根拠
日本の単剤添付文書10.2にジルチアゼムの記載なし。米FDAラベル薬物動態表: ジルチアゼム240mg/日×28日+アトルバスタチン40mg単回でAUC +51%、Cmax 変化なし。アムロジピン10mgではAUC +15%、Cmax -12%。Jacobson TA. Am J Cardiol. 2004;94:1140-1146 の比較試験でも阻害薬の強さでスタチンへの影響が大きく異なることが示されている(ベラパミルはシンバスタチンAUC 約4倍等)
- 最終確認日
- 2026-10-30
この記録は一般的な情報です。自己判断で薬を中止・変更せず、気になったら処方医・薬剤師に相談してください。処方には、添付文書には書かれていない、その人の状態に合わせた理由があることも多くあります。