フェキソフェナジン × ケトコナゾール(抗真菌薬) 注意(ヒトデータあり)
要約
一緒に使うと、この薬の血中濃度が上がったという人のデータがあります。米国の試験では最高濃度が約135%、総量が約164%増えましたが、心電図のQTへの影響や副作用の増加は認められなかったとされています。注意したいのは、日本の添付文書の併用注意にはケトコナゾールの名前がないことです(載っているのはエリスロマイシン)。海外データに基づく注意です。併用期間の問題であり、服用時間をずらすことで対処できる飲み合わせではありません。
ヒトでのエビデンス
あり(健康成人での薬物動態試験。ただし米国データのみ)
根拠
米国ラベル(健康成人24人、フェキソフェナジン120mg 1日2回+ケトコナゾール400mg 1日1回、定常状態でCmax+135%・AUC+164%、有害事象・QTcに差なし。機序はP糖タンパク阻害による吸収増加と評価)。日本の添付文書10.2にケトコナゾールの記載なし。なお日本ではケトコナゾールの内服薬は現在ほとんど使われない(外用が中心)点も実務上の留意点。
- 最終確認日
- 2026-10-30
この記録は一般的な情報です。自己判断で薬を中止・変更せず、気になったら処方医・薬剤師に相談してください。処方には、添付文書には書かれていない、その人の状態に合わせた理由があることも多くあります。