このサイトは、薬の飲み合わせについて、添付文書や論文をもとに確かめた情報をお伝えするものです。あなたの体の状態や、ほかに飲んでいる薬のことまでは分かりません。自己判断で薬を中止・変更せず、気になったら処方医・薬剤師に相談してください。処方には、添付文書には書かれていない、その人の状態に合わせた理由があることも多いです。

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フェキソフェナジン × グレープフルーツジュース 注意(ヒトデータあり)

要約

普通の薬のグレープフルーツ注意とは逆向きです。多くの薬では濃度が上がるのに、この薬ではジュースと一緒に飲むと体に入る量が大きく下がり、効きが弱くなります。人の試験では、大量のジュース(合計1.2リットル)で血中量の総量が約67%減りました。仕組みは、腸で薬を取り込む運び屋(OATP=取り込みポンプ)がジュースの成分に邪魔されるためと考えられています。飲むときは水で飲んでください。これは時間をずらすことで程度を減らせる話ですが、日本の添付文書に何時間あけるかの決まりは書かれていないため、ここでは数字を断定しません。

ヒトでのエビデンス

あり(健康成人での薬物動態試験)

根拠

Dresser GK, Bailey DG, Leake BF, et al. Clin Pharmacol Ther. 2002;71(1):11-20. PMID:11823753(健康成人10人、5-wayクロスオーバー。フェキソフェナジン120mg+ジュース300mL+30分毎150mLで総量1.2L:AUCは水と比べてグレープフルーツジュースで67%低下、Cmaxも同様に低下)。Dresser GK, Kim RB, Bailey DG. Clin Pharmacol Ther. 2005;77(3):170-177(通常量300mLでも臨床的に意味のある低下。PMIDは出典未確認のため記載しない)。日本の医療用添付文書10.に果汁の記載なし。

最終確認日
2026-10-30

代謝・排泄:ほとんど代謝されず、主に糞中へ排泄

研究の条件

健康成人10人の試験です。この薬120mgを1回飲むときに、ジュース300mLを一緒に飲み、その後も30分ごとに150mLずつ飲み続けて、合計1.2リットルになった条件です。

ふだんの量では

合計1.2リットルは研究用の反復摂取条件で、ふだんの量としては扱えません。同じ試験には、4分の1の濃さに薄めたジュースを同じ進め方で飲んだ条件もあり、成分の総量としては通常のジュース約300mL分に近くなります。ただし、大量の水分を30分ごとに分けて飲む条件であり、一度に飲む通常の1杯と同じとは言えません。その薄めた条件でも、血中量は約23%下がりました。通常の1杯でどのくらい影響するかは、はっきりとは分かっていません。

この記録は一般的な情報です。自己判断で薬を中止・変更せず、気になったら処方医・薬剤師に相談してください。処方には、添付文書には書かれていない、その人の状態に合わせた理由があることも多くあります。

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