フェキソフェナジン × お酒(アルコール全般) 大きな影響なし(ヒトデータあり)
要約
この薬は眠くなりにくいことが特徴です。ヒトでの試験では、お酒と一緒に飲んでも、この薬がお酒による眠気やふらつき・運転能力の低下を強めることは示されませんでした。ただし、お酒そのものが眠気やふらつきを起こすことと、市販薬(アレグラFX)の説明文書では「服用前後は飲酒しないでください」とされているため、飲むとしても控えめにしてください。体調を崩しやすい花粉症の時期は、特に無理をしないでください。
ヒトでのエビデンス
あり(アルコール併用負荷での運転・精神運動機能試験2件: PMID 9525444、PMID 12867226。いずれもフェキソフェナジンがアルコールの作用を強める所見なし)
根拠
日本の医療用添付文書(アレグラ錠)10.2併用注意にアルコールの記載はない(併用注意はエリスロマイシン、制酸剤、アパルタミドのみ)。一方、ヒトでの併用試験が存在する。健康成人24名の二重盲検クロスオーバー試験では、フェキソフェナジン120〜240 mg/日を5日間投与し5日目にアルコール(血中濃度0.05%弱)を負荷しても運転能力は低下せず、高用量ではアルコールの悪影響が弱められた(Vermeeren & O'Hanlon, J Allergy Clin Immunol 1998;101:306-311, PMID: 9525444)。健康成人18名の試験でも、フェキソフェナジン180 mg単独およびアルコール0.3 g/kg併用で、運転関連の客観的指標・主観的眠気ともプラセボと有意差がなかった(Ridout et al., Clin Ther 2003;25:1518-1538, PMID: 12867226)。なお、エタノールがフェキソフェナジンの血中濃度に与える影響を直接調べた薬物動態試験は確認できていない。市販薬(アレグラFX)の説明文書では「服用前後は飲酒しないでください」とされている。
- 最終確認日
- 2026-10-30