リトレシチニブトシル酸塩 × コーヒー 注意(ヒトデータあり)
要約
リトレシチニブはカフェインを分解する酵素(CYP1A2)の働きを邪魔します。ヒト試験で、本剤と一緒にカフェインを取ると、カフェインの血液中の総量が約2.7倍に増えたことが確かめられています(ただし試験は本剤の承認用量の4倍の量で行われました)。承認用量でも、カフェインの効き(眠れなさ、動悸など)がやや強く出るおそれがあります。コーヒーやエナジードリンクを多く取る習慣がある人は、量に注意し、気になる症状があれば処方医・薬剤師に伝えましょう。
ヒトでのエビデンス
あり(ヒト薬物相互作用試験。カフェインのAUCが2.65倍、Cmaxが1.10倍。ただし本剤200mg投与時(承認用量50mgの4倍)のデータ)
根拠
リットフーロカプセル50mg(ファイザー)添付文書(PMDA、2023年6月作成・第1版) §10.2はCYP1A2基質薬(テオフィリン等)の行で、カフェイン自体は名指しされていない。§16.7.2の試験で、本剤200mg1日1回9日間投与時のカフェイン100mg単回のAUC比265%、Cmax比110%を確認
- 最終確認日
- 2026-11-02
研究の条件
研究の条件: リトレシチニブ200mg(承認用量50mgの4倍)1日1回9日間投与時に、カフェイン100mg単回投与(外国人データ)
ふだんの量では
ふだんの量では: コーヒーのカフェイン量は製品で幅があります。試験で使われたカフェイン100mgは、コーヒー約1杯分に近い量です。
この記録は一般的な情報です。自己判断で薬を中止・変更せず、気になったら処方医・薬剤師に相談してください。処方には、添付文書には書かれていない、その人の状態に合わせた理由があることも多くあります。