リルゾール × CYP1A2阻害剤(テオフィリン、カフェイン、クロミプラミン、アミトリプチリン、イミプラミン、ジクロフェナク、エノキサシン等) 注意(添付文書)
要約
リルゾールは、肝臓の酵素CYP1A2で主に分解されます。この酵素の働きを止める薬(テオフィリン、カフェイン、クロミプラミン、アミトリプチリン、イミプラミン、ジクロフェナク、抗菌薬のエノキサシンなど)と一緒に使うと、リルゾールの排泄が遅れて血中濃度が上がり、肝臓の数値の上昇などの副作用が出やすくなるおそれがあります。新しい薬を使い始めるときは、リルゾールを飲んでいることを担当医・薬剤師に伝えましょう。服用時間をずらすことで対処できる飲み合わせではありません。自己判断で中止・変更せず、気になったら処方医・薬剤師に相談を。処方には、添付文書には書かれていない、その人の状態に合わせた理由があることも多いです。
ヒトでのエビデンス
なし(根拠はヒト肝ミクロソームを用いたin vitro(試験管内)試験で、CYP1A2阻害薬との併用試験の数値は示されていない)
根拠
リルテック錠50(サノフィ)添付文書2022年12月改訂・第1版に基づく。§10.1(併用禁忌)の設定はない(§2禁忌は重篤な肝機能障害・過敏症・妊婦で、いずれも患者側の条件)。§10.2にCYP1A2阻害剤(テオフィリン、カフェイン、クロミプラミン、アミトリプチリン、イミプラミン、ジクロフェナク、ニューキノロン系薬剤のエノキサシン水和物等)が名指しされ、「慎重に投与」と記載されている。機序欄では、ヒト肝ミクロソームのin vitro試験でCYP1A2がリルゾールの酸化的代謝の主要な酵素であることが示唆され、これらの薬剤が本剤の排泄を遅延させる可能性があるとされている。
- 最終確認日
- 2026-11-01
- 確認方法
- AIによる検証のうえ薬剤師が一括承認