ルフィナミド × 経口避妊薬(エチニルエストラジオール・ノルエチステロン) 注意(添付文書)
要約
経口避妊薬(ピル)と一緒に使うと、ルフィナミドがピルの成分の分解を速め、避妊の効果が弱くなるおそれがあります。ピルで避妊している場合は、ルフィナミドを使い始める前に、処方医・薬剤師に必ず伝えましょう。他の避妊方法の併用が勧められることがあります。服用時間をずらすことで対処できる飲み合わせではありません。自己判断で中止・変更せず、気になったら処方医・薬剤師に相談を。処方には、添付文書には書かれていない、その人の状態に合わせた理由があることも多いです。
ヒトでのエビデンス
あり(健康成人女性での併用試験で、ピルの成分の血中濃度低下が実測されている)
根拠
イノベロン錠100mg・200mg(エーザイ)添付文書2022年11月改訂・第2版に基づく。§10.1(併用禁忌)の設定はない。本剤は主にカルボキシエステラーゼ(薬を分解する酵素の一つ)で代謝される。§10.2に経口避妊薬(エチニルエストラジオール・ノルエチステロン)が名指しされ、相手薬剤の代謝を促進し作用を減弱させるおそれが記載されている。
- 最終確認日
- 2026-11-01
- 確認方法
- AIによる検証のうえ薬剤師が一括承認
研究の条件
研究の条件: 健康成人女性24名に経口避妊薬(エチニルエストラジオール35μg・ノルエチステロン1mg)とルフィナミド1600mg/日を14日間食後に併用した試験(添付文書§16.7.4、外国人データ)では、エチニルエストラジオールのCmaxが31%、AUCが22%低下し、ノルエチステロンのCmaxが18%、AUCが14%低下した。
ふだんの量では
ふだんの量では: 試験のルフィナミド用量(1600mg/日)は治療で使われる量の範囲内であり、日常の併用でも起こりうる大きさの変化です。数値が下がることは、避妊効果が弱くなるおそれがあることを意味します。