エトスクシミド × リファンピシン(商品名: リファジン等) ヒトでの直接データなし・機序からの注意
要約
結核などの治療薬リファンピシンは、薬を分解する酵素の働きを強める作用が強い薬です。エトスクシミドは主にCYP3A4という酵素で分解されるため、一緒に使うと血中濃度が下がり、発作を抑える効き目が弱くなるおそれがあります。これは仕組みからの注意で、リファンピシンとの併用試験で確かめられた話ではありません。服用時間をずらすことで対処できる飲み合わせではありません。自己判断で中止・変更せず、気になったら処方医・薬剤師に相談を。処方には、添付文書には書かれていない、その人の状態に合わせた理由があることも多いです。
ヒトでのエビデンス
なし(リファンピシンとの直接のヒト相互作用試験は確認できなかった)
根拠
ザロンチンシロップ5%(ファイザー)添付文書2022年8月改訂・第1版に基づく。同一成分のエピレオプチマル散50%(エーザイ、2022年1月改訂・第1版)も§10.2の行構成は同一であることを確認した。§10.1(併用禁忌)の設定はない。§10にリファンピシンの記載はない。§16.4に、発現系ミクロソームを用いた実験で本剤は主としてCYP3A4によって代謝されることが示唆されたと記載されている。主要な消失経路に関わる機序である。総説レベルではリファンピシンによる消失促進の可能性が述べられているが、原著のヒトデータは確認できていない。
- 最終確認日
- 2026-11-01
この記録は一般的な情報です。自己判断で薬を中止・変更せず、気になったら処方医・薬剤師に相談してください。処方には、添付文書には書かれていない、その人の状態に合わせた理由があることも多くあります。