バコパ × レボチロキシン(商品名: チラーヂンS) 一般的注意
要約
【海外限定】日本ではサプリメントとして販売されておらず、個人輸入の海外製品で使われる成分です。バコパと甲状腺ホルモン薬の関係は、ヒトでは確かめられていません。動物実験(マウス)では、バコパの抽出物を与えると甲状腺ホルモンのT4(甲状腺ホルモンの一種)の血中濃度が約41%増えました。ヒトでも同じことが起これば、レボチロキシンの効き目に影響するおそれがありますが、これは動物データからの類推です。甲状腺の薬を飲んでいる人は、バコパを使う前に処方医・薬剤師に相談してください。服用時間をずらすことで対処できる飲み合わせではありません。
ヒトでのエビデンス
なし(動物データのみ)
根拠
類推であることを明記する。動物データ: Kar A, Panda S, Bharti S. Relative efficacy of three medicinal plant extracts in the alteration of thyroid hormone concentrations in male mice. J Ethnopharmacol 2002;81(2):281-285. PMID: 12065164(雄マウスにバコパ葉抽出物200mg/kgを投与し、血中T4が約41%上昇した。T3は変わらなかった)。ヒトでバコパが甲状腺ホルモンに影響するかを調べた試験は、PubMed検索(2026-11-01)で検出されなかった。
- 最終確認日
- 2026-11-01
- 確認方法
- AIによる検証のうえ薬剤師が一括承認
研究の条件
研究の条件: マウスの実験です。バコパの葉の抽出物200mg/kg(体の大きさの違いを考えると、ヒトのサプリ用量よりかなり多い量に相当します)を連日与えたところ、T4が約41%増えました。
ふだんの量では
ふだんの量では: 市販製品の一般量は抽出物で1日300mg程度です。動物実験の量とは大きく違うため、ふだんの量で甲状腺ホルモンが動くかどうかは分かっていません。