SAMe × セロトニン作動性抗うつ薬 注意(ヒトデータあり)
要約
【海外限定】日本では医薬品として扱われる成分で、サプリメントとしては販売されていません。個人輸入の海外製品を使う場合の情報です。SSRIなどの抗うつ薬とSAMeを一緒に使うと、セロトニンの働きが重なってセロトニン症候群(発熱、発汗、ふるえ、混乱などが起こる重い副作用)が起こるおそれがあります。三環系抗うつ薬のクロミプラミンとSAMeの併用でセロトニン症候群になった症例報告があります。また、SSRIとSAMeの併用中に躁状態(気分が異常に高ぶる状態)になった症例も報告されています。抗うつ薬を飲んでいる人は、自己判断でSAMeを重ねず、処方医・薬剤師に相談してください。服用時間をずらすことで対処できる飲み合わせではありません。
ヒトでのエビデンス
あり(症例報告)
根拠
症例報告: Iruela LM, Minguez L, Merino J, Monedero G. Toxic interaction of S-adenosylmethionine and clomipramine. Am J Psychiatry 1993;150:522(SAMe 100mg/日を筋肉注射で使っていた患者で、クロミプラミンを25mgから75mgに増量した48〜72時間後にセロトニン症候群を発症し入院した。※この文献は第2パス検証(V1、2026-11-01)で、複数の二次資料の引用(著者・誌名・年・ページ・症例内容)がシートと一致することを確認し実在を確かめた。PMID自体は特定できていない)。躁状態の症例報告: Abeysundera H, Gill M. Possible SAMe-induced mania. BMJ Case Rep 2018. PMID: 29950497(SSRIとの併用下で、精神症状を伴う躁状態を呈した症例)。
- 最終確認日
- 2026-11-01
- 確認方法
- AIによる検証のうえ薬剤師が一括承認
研究の条件
研究の条件: 症例報告です。セロトニン症候群の症例では、SAMeは飲み薬ではなく筋肉注射(100mg/日)で使われていました。飲み薬のサプリで同じことが起こるかは確かめられていません。
ふだんの量では
ふだんの量では: 市販製品の一般量は1日400〜1,600mgです。注射と飲み薬では体への入り方(吸収)が違うため単純には比べられませんが、セロトニンの働きが重なる仕組みは飲み薬でも起こりうるため、抗うつ薬との併用は自己判断しないでください。