メラトニン × アルコール(お酒) 注意(ヒトデータあり)
要約
【海外限定】日本では医薬品として扱われる成分で、サプリメントとしては販売されていません。個人輸入の海外製品を使う場合の情報です。お酒(アルコール)は、体の中で作られるメラトニンの分泌を抑えることがヒト試験で示されています。夜にお酒を飲むと、眠りのリズムを整えるはずのメラトニンの働きが弱まるおそれがあります。また、メラトニンのサプリとお酒の眠気が重なると、ふらつきや強い眠気が起こるおそれもあります。寝る前の飲酒は避け、メラトニンとお酒を同じ夜に重ねないのが実務的です。服用時間をずらすことで対処できる飲み合わせではありません。
ヒトでのエビデンス
あり(無作為化二重盲検クロスオーバー試験。ただし対象は内因性メラトニン分泌)
根拠
Ekman AC, Leppäluoto J, Huttunen P, et al. Ethanol inhibits melatonin secretion in healthy volunteers in a dose-dependent randomized double blind cross-over study. J Clin Endocrinol Metab 1993;77(3):780-783. PMID: 8370699(健康成人9人、夕方にエタノール0.5g/kg・1g/kgを飲み、夜間のメラトニン分泌が深夜時点で約41%低下。用量依存的)。なお、この試験が調べたのは体内で作られるメラトニンの分泌であり、サプリとして飲んだメラトニンとの直接の薬物動態試験ではない。
- 最終確認日
- 2026-11-01
- 確認方法
- AIによる検証のうえ薬剤師が一括承認
研究の条件
研究の条件: 健康成人9人に、夕方にエタノール0.5g/kgまたは1g/kg(体重60kgの人で純アルコール30〜60g、日本酒で約1.5〜3合分)を飲んでもらい、夜間の血中メラトニンを測った試験です。
ふだんの量では
ふだんの量では: 試験の少ない方の量(0.5g/kg)でも分泌の低下が見られました。晩酌程度の量でも影響が出る可能性は否定できず、「少しなら大丈夫」と言い切れるデータはありません。