メラトニン × 経口避妊薬 注意(ヒトデータあり)
要約
【海外限定】日本では医薬品として扱われる成分で、サプリメントとしては販売されていません。個人輸入の海外製品を使う場合の情報です。経口避妊薬(低用量ピル)を使っている人は、メラトニンの血中濃度が上がりやすくなります。ピルの成分が、メラトニンを分解する肝臓の酵素CYP1A2の働きを抑えるためで、ヒト試験ではピルを使っている人でメラトニンの血中濃度が約4〜5倍になりました。濃度が上がると、眠気やだるさが強く出るおそれがあります。ピル使用中は少量から様子を見て、眠気が強い場合は使用を控えてください。服用時間をずらすことで対処できる飲み合わせではありません。
ヒトでのエビデンス
あり(ヒト薬物動態試験)
根拠
Hilli J, Korhonen T, Turpeinen M, et al. The effect of oral contraceptives on the pharmacokinetics of melatonin in healthy subjects with CYP1A2 g.-163C>A polymorphism. J Clin Pharmacol 2008;48(8):986-994. PMID: 18490497(健康な女性29人、メラトニン6mg単回投与。経口避妊薬の使用者ではメラトニンのAUCとCmaxが非使用者の約4〜5倍で、クリアランスが低下していた。覚醒度への有意な影響は見られなかった)
- 最終確認日
- 2026-11-01
- 確認方法
- AIによる検証のうえ薬剤師が一括承認
研究の条件
研究の条件: 健康な女性29人にメラトニン6mgを1回飲んでもらい、ピルを使っている人と使っていない人で血中濃度を比べた試験です。
ふだんの量では
ふだんの量では: 試験の6mgは市販サプリでは多めの量です。1〜3mgの製品でも、ピル使用中は濃度が上がりやすい状態自体は同じです。試験では眠気の自覚に大きな差は出ませんでしたが、個人差があります。