メラトニン × フルボキサミン(商品名: デプロメール、ルボックス) 禁忌
要約
【海外限定】日本では医薬品として扱われる成分で、サプリメントとしては販売されていません。個人輸入の海外製品を使う場合の情報です。フルボキサミンとは一緒に使えません。日本の医薬品メラトニン(メラトベル)の添付文書で、併用禁忌(一緒に使ってはいけない組み合わせ)とされています。フルボキサミンがメラトニンを分解する酵素の働きを強く止めるため、ヒト試験ではメラトニンの血中濃度が10倍以上に上がりました。濃度が上がりすぎると、強い眠気などが長く続くおそれがあります。服用時間をずらすことで対処できる飲み合わせではありません。
ヒトでのエビデンス
あり(ヒト薬物動態試験でAUC約17倍。添付文書で併用禁忌)
根拠
メラトベル(メラトニン製剤)添付文書(ノーベルファーマ、2026年9月改訂・第7版): 2.禁忌 2.2「フルボキサミンマレイン酸塩を投与中の患者」、10.1 併用禁忌。フルボキサミン錠の添付文書でも、メラトニン投与中の患者は禁忌・10.1 併用禁忌とされている。ヒト試験: Härtter S, Grözinger M, Weigmann H, et al. Increased bioavailability of oral melatonin after fluvoxamine coadministration. Clin Pharmacol Ther 2000;67(1):1-6. PMID: 10668847(健康成人5人、メラトニン5mg+フルボキサミン50mgでメラトニンのAUCが平均約17倍、Cmaxが約12倍に増加)。メラトベルの添付文書16.7.1にも、Cmaxが1074%、AUCが1635%に増加したとの報告が引用されている。
- 最終確認日
- 2026-11-01
研究の条件
研究の条件: 健康成人5人にメラトニン5mgを飲んでもらい、フルボキサミン50mgを事前に飲んだ場合と比較した試験です。メラトニンの総量(AUC)は平均で約17倍、最高濃度は約12倍になりました。
ふだんの量では
ふだんの量では: 試験のメラトニン5mgは市販サプリの上限寄りの量ですが、1〜3mgの製品でも、分解が止まれば濃度は大きく上がると考えられます。量を減らせばよいという話ではなく、組み合わせ自体を避けるべきものです。