メラトニン × ニフェジピン(商品名: アダラート) 注意(ヒトデータあり)
要約
【海外限定】日本では医薬品として扱われる成分で、サプリメントとしては販売されていません。個人輸入の海外製品を使う場合の情報です。降圧薬のニフェジピン(血管を広げて血圧を下げる薬)を飲んでいる人がメラトニンを使うと、血圧が上がって降圧効果が弱まったというヒト試験があります。試験では、夜にメラトニンを飲むと24時間の血圧が、上の血圧で平均約6.5、下の血圧で平均約4.9上がりました。血圧の低下が不十分になると、脳卒中などのリスクが高まるおそれがあります。ニフェジピンで治療中の人は、メラトニンを使う前に処方医・薬剤師に相談し、血圧の変化を確認してください。服用時間をずらすことで対処できる飲み合わせではありません。
ヒトでのエビデンス
あり(二重盲検クロスオーバー試験)
根拠
Lusardi P, Piazza E, Fogari R. Cardiovascular effects of melatonin in hypertensive patients well controlled by nifedipine: a 24-hour study. Br J Clin Pharmacol 2000;49(5):423-427. PMID: 10792199(ニフェジピン徐放製剤30mgまたは60mgで血圧が安定していた高血圧患者47人の二重盲検クロスオーバー試験。メラトニン5mgを就寝前に4週間飲むと、24時間血圧が上昇した: ΔSBP +6.5mmHg、ΔDBP +4.9mmHg、心拍数 +3.9/分。ニフェジピンは朝、メラトニンは夜と飲む時間が分かれていても影響が出た。他のカルシウム拮抗薬でも同じことが起こるかは不明)
- 最終確認日
- 2026-11-01
- 確認方法
- AIによる検証のうえ薬剤師が一括承認
研究の条件
研究の条件: ニフェジピンで血圧が安定していた高血圧の人47人が、メラトニン5mgを毎晩4週間飲んだ試験です。ニフェジピンは朝、メラトニンは夜と、飲む時間は分かれていました。
ふだんの量では
ふだんの量では: 試験の5mgは市販サプリでは上限寄りの量です。1〜3mgで同じことが起こるかは確かめられていませんが、時間を分けても影響が出た点は、量によらず注意したいポイントです。