メラトニン × たばこ 注意(ヒトデータあり)
要約
【海外限定】日本では医薬品として扱われる成分で、サプリメントとしては販売されていません。個人輸入の海外製品を使う場合の情報です。たばこの煙は、メラトニンを分解する肝臓の酵素CYP1A2の働きを強めます。ヒト試験では、喫煙している期間は、1週間禁煙した後に比べて、飲んだメラトニンの血中濃度が約3分の1にとどまりました。濃度が低いと、眠りへの働きが弱くなるおそれがあります。逆に、禁煙すると濃度が上がって眠気が強まるおそれがあるため、喫煙状況が変わったときは様子を見てください。服用時間をずらすことで対処できる飲み合わせではありません。
ヒトでのエビデンス
あり(ヒト薬物動態試験)
根拠
Ursing C, von Bahr C, Brismar K, Röjdmark S. Influence of cigarette smoking on melatonin levels in man. Eur J Clin Pharmacol 2005;61(3):197-201. PMID: 15824912(喫煙者8人、メラトニン25mg単回投与。喫煙時の総量(AUC)7.34±1.85に対し、7日間禁煙後は21.07±7.28 nmol/L・hと有意に高かった)
- 最終確認日
- 2026-11-01
- 確認方法
- AIによる検証のうえ薬剤師が一括承認
研究の条件
研究の条件: 普段から喫煙している8人にメラトニン25mg(市販サプリの一般量よりかなり多め)を飲んでもらい、喫煙している時期と7日間禁煙した時期で血中濃度を比べた試験です。
ふだんの量では
ふだんの量では: 市販製品の一般量は1回0.5〜5mg程度で、試験より少ない量です。少ない量で確かめた試験はありませんが、分解酵素の働きが強まる仕組み自体は量によらず起こると考えられます。