メラトニン × コーヒー 注意(ヒトデータあり)
要約
【海外限定】日本では医薬品として扱われる成分で、サプリメントとしては販売されていません。個人輸入の海外製品を使う場合の情報です。コーヒーなどに含まれるカフェインには、メラトニンを分解する肝臓の酵素CYP1A2(薬を分解する酵素の一つ)の働きを抑える作用があり、ヒト試験ではカフェインと一緒に飲むとメラトニンの血中濃度が大きく上がりました。濃度が上がると、眠気が強く・長く続くおそれがあります。また、カフェイン自体に目を覚ます作用があるため、眠りのためにメラトニンを飲むなら、夕方以降のカフェインは控えるのが実務的です。
ヒトでのエビデンス
あり(ヒト薬物動態試験)
根拠
Härtter S, Nordmark A, Rose DM, et al. Effects of caffeine intake on the pharmacokinetics of melatonin, a probe drug for CYP1A2 activity. Br J Clin Pharmacol 2003;56(6):679-682. PMID: 14616429(健康成人12人、メラトニン6mg+カフェイン200mgを3回併用で、メラトニンの最高血中濃度が平均約137〜142%、総量(AUC)が約120%増加)
- 最終確認日
- 2026-11-01
- 確認方法
- AIによる検証のうえ薬剤師が一括承認
研究の条件
研究の条件: 健康成人12人(喫煙者6人・非喫煙者6人)にメラトニン6mgを単回投与し、カフェイン200mgを3回(合計600mg)併用した試験です。メラトニンの最高血中濃度は約2.4倍、総量(AUC)は約2.2倍に増えました。
ふだんの量では
ふだんの量では: カフェイン600mgはコーヒー約4〜6杯分にあたる多めの量です。1杯程度(カフェイン約100mg)でどのくらい濃度が上がるかは確かめられていません。ただ、夕方以降のカフェインは量にかかわらず眠りを妨げるため、メラトニンを使う日は控えめにするのが無難です。