モンテルカスト × CYP2C8で分解される薬(ロシグリタゾン(糖尿病治療薬、日本では販売されていない成分)、パクリタキセル(抗がん剤)等)への影響 大きな影響なし(ヒトデータあり)
要約
方向が逆の話です。実験室の試験では、この薬は自分の主な分解酵素(CYP2C8、薬を分解する酵素)を止めるように見えましたが、実際に人で同じ酵素で分解されるロシグリタゾンと一緒に使った試験では、その酵素を止める作用は示されませんでした。そのため添付文書では、この薬が同じ酵素で分解される薬(パクリタキセル等)の分解に影響を及ぼさないと考えられる、とされています。
ヒトでのエビデンス
あり(薬物動態試験)
根拠
PMDA添付文書(シングレア錠5mg/10mg・OD錠10mg、オルガノン、2023年4月改訂 第1版) 16.4:in vitroでモンテルカストはCYP2C8を阻害することが示されたが、in vivoでは主にCYP2C8で代謝される代表的薬剤ロシグリタゾンとの臨床薬物相互作用試験でCYP2C8を阻害しないことが示された。したがってモンテルカストはCYP2C8で代謝される薬剤(パクリタキセル等)の代謝に影響を及ぼさないと考えられる。10.2に記載なし
- 最終確認日
- 2026-10-30
この記録は一般的な情報です。自己判断で薬を中止・変更せず、気になったら処方医・薬剤師に相談してください。処方には、添付文書には書かれていない、その人の状態に合わせた理由があることも多くあります。