モンテルカスト × 食事全般(フィルムコーティング錠・OD錠の食事の影響) 大きな影響なし(ヒトデータあり)
要約
フィルムコーティング錠では、食後に飲むと体に取り込まれる薬の総量(AUC)が空腹時より約24%増えましたが、最高濃度に届くまでの時間や消えるまでの時間に差はなく、添付文書でも「食事の有無にかかわらず投与できる」とされています。用法は「1日1回就寝前」で、食事を避ける必要がある薬ではありません。OD錠(口の中で溶ける錠剤)は水なしでも水ありでも、フィルムコーティング錠と同等であることが試験で示されています。小児用の細粒4mg(1歳以上6歳未満用)については、細粒の添付文書に飲ませ方の具体的な決まりがあります。口に直接入れて飲ませるほか、スプーン1杯程度の柔らかい食物(室温以下のもの)や、スプーン1杯(約5mL)の調製ミルク(粉ミルクを溶かしたもの)・母乳(室温以下)と混ぜて飲ませることもできます。飲ませた後は、水などの飲み物を飲んでもかまいません。この細粒は光で分解しやすいため、袋は飲ませる準備ができるまで開けず、開けたら15分以内に飲ませることとされています。食べ物やミルクと混ぜた場合も、置いておかずに15分以内に飲ませてください。
ヒトでのエビデンス
あり(薬物動態試験)
根拠
PMDA添付文書(シングレア錠5mg/10mg・OD錠10mg、オルガノン、2023年4月改訂 第1版) 16.2.1:健康成人8例、フィルムコーティング錠10mg食後投与でAUCが空腹時3420±598から4240±1120ng・hr/mLへ24%増加、Tmax・半減期に差なし。14.1.1食事の有無にかかわらず投与できる。16.1.3:OD錠10mg(水なし/水あり)とフィルムコーティング錠10mgの生物学的同等性を確認【剤形別の追記】キプレス細粒4mg添付文書(杏林製薬、2024年5月改訂・第2版)14.1.1・14.1.2・14.1.3(口に直接入れるか、スプーン1杯程度の柔らかい食物(室温以下)と混ぜて服用できる。またスプーン1杯(約5mL)の調製ミルク又は母乳(室温以下)と混ぜて服用することもできる。服用後は水などの飲み物を摂取してもよい。光に不安定なため開封後直ちに(15分以内に)服用し、柔らかい食物、調製ミルク又は母乳と混ぜた場合も放置せず直ちに(15分以内に)服用)。シングレア細粒4mg添付文書にも同旨の記載がある。
- 最終確認日
- 2026-11-03