このサイトは、薬の飲み合わせについて、添付文書や論文をもとに確かめた情報をお伝えするものです。あなたの体の状態や、ほかに飲んでいる薬のことまでは分かりません。自己判断で薬を中止・変更せず、気になったら処方医・薬剤師に相談してください。処方には、添付文書には書かれていない、その人の状態に合わせた理由があることも多いです。

表示設定:配色 ライト / 文字 標準

酪酸菌 × 免疫抑制薬・免疫が低下した状態 注意(ヒトデータあり)

要約

酪酸菌そのものが血液の中に入って感染を起こした例(菌血症)が、日本から報告されています。大阪大学病院の調査では、血液の培養が陽性になった6,576例のうち5例(0.08%)が酪酸菌によるもので、遺伝子解析で全例がプロバイオティクス(菌製剤)由来と分かり、多くは免疫が下がった状態の患者でした。起こる頻度はまれですが、免疫抑制薬を使っている人や、重い病気で入院中の人は、自己判断で始めず主治医に相談してください。服用時間をずらすことで対処できる飲み合わせではありません。

ヒトでのエビデンス

ヒトでの症例集積あり(後ろ向き調査5例+症例報告)

根拠

Sada RM, Matsuo H, Motooka D ら. Clostridium butyricum Bacteremia Associated with Probiotic Use, Japan. Emerg Infect Dis. 2024;30(4):665-671. PMID: 38413242(血液培養陽性6,576例中5例、全例プロバイオティクス由来と全ゲノム解析で確認、多くが免疫不全状態)。Kawamoto Y, Suzuki M, Iwata M, Uehara Y. Probiotics-related Clostridium butyricum bacteraemia after COVID-19, confirmed by whole-genome sequencing. BMJ Case Rep. 2024;17(8):e261578. PMID: 39097326(免疫抑制治療を受けた重症COVID-19後の症例で、血液から出た菌と服用していた宮入菌製剤の菌株の一致を確認)。

最終確認日
2026-11-01
確認方法
AIによる検証のうえ薬剤師が一括承認

研究の条件

研究目的の投与ではなく臨床現場の集計。大阪大学病院2011〜2023年、血液培養陽性6,576例中の5例(0.08%)。対象は主に入院中で免疫が低下した患者

ふだんの量では

健康な人が通常量を摂る場面とは状況が異なり、頻度はまれ。ただし免疫が下がった状態では「まれだが起こりうる」前提で判断する

この記録は一般的な情報です。自己判断で薬を中止・変更せず、気になったら処方医・薬剤師に相談してください。処方には、添付文書には書かれていない、その人の状態に合わせた理由があることも多くあります。

酪酸菌 の飲み合わせ一覧へ