ビンポセチン × 抗凝固・抗血小板薬 注意(ヒトデータあり)
要約
【海外限定】日本では医薬品として扱われる成分で、サプリメントとしては販売されていません。個人輸入の海外製品を使う場合の情報です。ビンポセチンには、血小板(血液を固める細胞の粒)がくっつき合う働きを抑える作用が、患者さんを対象にしたヒトの検討で示されています。血液を固まりにくくする薬や血小板の働きを抑える薬と合わせると、出血しやすさが重なるおそれがあります。あざができやすい、鼻血や歯ぐきの出血が止まりにくいといった変化があれば、早めに処方医・薬剤師に伝えてください。手術や抜歯の前も、使っていることを必ず伝えてください。服用時間をずらすことで対処できる飲み合わせではありません。
ヒトでのエビデンス
あり(血小板機能への作用。出血の増加自体は未確認)
根拠
Akopov SE, Gabrielian ES. Effects of aspirin, dipyridamole, nifedipine and cavinton which act on platelet aggregation induced by different aggregating agents alone and in combination. Eur J Clin Pharmacol. 1992;42:257-9(動脈硬化のある患者で、ビンポセチン(カビントン)が血小板の凝集を抑えたヒト検討。本調査では原典のPMIDを確定できず、内容は総説経由で照合)。Zhang YS et al. An update on vinpocetine: New discoveries and clinical implications. Eur J Pharmacol. 2018;819:30-4. PMID: 29183836(総説: ビンポセチンの抗血小板作用を整理)。出血そのものが増えたというヒトの直接データはなく、根拠は血小板機能への作用である。
- 最終確認日
- 2026-11-02
研究の条件
研究の条件: 患者さんの血液を使い、ビンポセチンを飲んだ前後で血小板のくっつきやすさを比べた検討です。用量の詳細は総説経由では確認できませんでした(不明と明記します)。
ふだんの量では
ふだんの量では: 海外の医薬品量は1日15〜30mg、市販サプリも同程度の量が中心です。この範囲でも血小板への作用は報告されているため、「少量なら無関係」とは考えないでください。