このサイトは、薬の飲み合わせについて、添付文書や論文をもとに確かめた情報をお伝えするものです。あなたの体の状態や、ほかに飲んでいる薬のことまでは分かりません。自己判断で薬を中止・変更せず、気になったら処方医・薬剤師に相談してください。処方には、添付文書には書かれていない、その人の状態に合わせた理由があることも多いです。

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グルタチオン(還元型) × 抗がん薬(シスプラチン等のプラチナ製剤) 一般的注意

要約

【海外限定】日本では医薬品として扱われる成分で、サプリメントとしては販売されていません。個人輸入の海外製品を使う場合の情報です。抗がん剤の治療中に、抗酸化(酸化を防ぐ働き)のサプリを自分で足すことは、主治医に必ず相談してからにしてください。グルタチオンは病院では注射で使われ、シスプラチンの神経への副作用を和らげるか試された歴史があります。一方で、抗酸化の働きが抗がん剤の効き目とぶつかるのではないかという議論も続いています。飲むタイプのサプリで効き目が弱まったというデータはありませんが、裏を返せば飲むタイプでは何が起きるか自体がよく分かっていません。服用時間をずらすことで対処できる飲み合わせではありません。

ヒトでのエビデンス

注射ではあり。経口サプリでの直接データはなし

根拠

類推を含むことを明記する。注射データ: Cascinu S et al. Neuroprotective effect of reduced glutathione on cisplatin-based chemotherapy in advanced gastric cancer: a randomized double-blind placebo-controlled trial. J Clin Oncol. 1995;13:26-32. PMID: 7799029(静注1.5g/m2+筋注600mgで神経障害が減り、抗腫瘍効果の低下は見られなかった)。Smyth JF et al. Ann Oncol. 1997;8:569-73. PMID: 9261526(151人、毒性軽減と生活の質の改善、効果の傾向はむしろ良好)。一方でLeal AD et al. Cancer. 2014;120:1890-7. PMID: 24619793(第III相185人、静注グルタチオンで神経障害の予防効果は支持されなかった)。経口についてはWitschi A et al. Eur J Clin Pharmacol. 1992;43:667-9. PMID: 1362956(単回3gでも血漿濃度は上がらなかった)とRichie JP Jr et al. Eur J Nutr. 2015;54:251-63. PMID: 24791752(250・1,000mg/日を6か月続けると体内のグルタチオン量が増えた)が併存し、経口サプリへの読み替えは未確定である。

最終確認日
2026-11-01
確認方法
AIによる検証のうえ薬剤師が一括承認

研究の条件

研究の条件: 病院の試験はすべて注射です。シスプラチンの直前に1.5g/m2を静脈注射し、その後600mgを筋肉注射する使い方でした。飲むタイプで同じことを調べた試験はありません。

ふだんの量では

ふだんの量では: 市販の経口品は250〜500mg/日程度が一般的です。単回3gを飲んでも血液中の量が上がらなかった報告がある一方、1,000mg/日を6か月続けると体内の量が増えた報告もあり、「飲んでも体に入らない」とも「注射と同じに効く」とも言い切れません。効果が出た量・副作用が出た量ともに、経口では確立したデータが乏しいのが正直なところです。

この記録は一般的な情報です。自己判断で薬を中止・変更せず、気になったら処方医・薬剤師に相談してください。処方には、添付文書には書かれていない、その人の状態に合わせた理由があることも多くあります。

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