このサイトは、薬の飲み合わせについて、添付文書や論文をもとに確かめた情報をお伝えするものです。あなたの体の状態や、ほかに飲んでいる薬のことまでは分かりません。自己判断で薬を中止・変更せず、気になったら処方医・薬剤師に相談してください。処方には、添付文書には書かれていない、その人の状態に合わせた理由があることも多いです。

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ベルベリン × シクロスポリン(商品名: サンディミュン等) 注意(ヒトデータあり)

要約

【海外限定】海外ではサプリメントとして売られています。日本では、よく似た塩化ベルベリンが医薬品の成分として使われていますが、ベルベリンそのものの位置づけははっきりしていません。腎移植後の方などで使われる免疫を抑える薬シクロスポリンと合わせると、シクロスポリンの血中濃度(血液中の薬の量)が上がることが無作為化試験で示されています。濃度が上がると、腎臓への負担などの副作用が出やすくなるおそれがあります。ベルベリンを使う場合は、必ず主治医に伝え、濃度の測定を受けてください。自己判断でシクロスポリンの量を変えてはいけません。服用時間をずらすことで対処できる飲み合わせではありません。

ヒトでのエビデンス

あり(無作為化試験)

根拠

Wu X et al. Effects of berberine on the blood concentration of cyclosporin A in renal transplanted recipients: clinical and pharmacokinetic study. Eur J Clin Pharmacol. 2005;61:567-72. PMID: 16133554(無作為化対照試験: 腎移植患者104人でベルベリン0.2g×3回/日を3か月併用した群は、最終のシクロスポリン濃度と濃度/用量比が非併用群より29.3%・27.8%高かった。6人の薬物動態検討では12日間の併用でAUCが34.5%増え、最低血中濃度は88.3%増え、見かけのクリアランスは40.4%低下した)。

最終確認日
2026-11-01
確認方法
AIによる検証のうえ薬剤師が一括承認

研究の条件

研究の条件: ベルベリン0.2g(200mg)を1日3回、3か月続けた試験と、同じ量を12日間使った詳しい測定の2本立てです。

ふだんの量では

ふだんの量では: 市販品は1回500mgを1日2〜3回(1日1,000〜1,500mg)が多く、試験の1日600mgより多い量を飲む人もいます。量が多い分、濃度への影響がこれ以上になる可能性は否定できません。

この記録は一般的な情報です。自己判断で薬を中止・変更せず、気になったら処方医・薬剤師に相談してください。処方には、添付文書には書かれていない、その人の状態に合わせた理由があることも多くあります。

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