ベルベリン × CYP2D6で分解される薬 注意(ヒトデータあり)
要約
【海外限定】海外ではサプリメントとして売られています。日本では、よく似た塩化ベルベリンが医薬品の成分として使われていますが、ベルベリンそのものの位置づけははっきりしていません。ベルベリンは、薬の分解酵素CYP2D6(薬を分解する仕組みの一つ)の働きを弱めることがヒトの試験で示されています。この酵素で分解される薬は、抗うつ薬や心臓の薬などに多く、効き目や副作用が強まるおそれがあります。逆に、この酵素で「効く形」に変わるタイプの薬では、効き目が弱まることも考えられます。飲んでいる薬がある方は、始める前に薬剤師に確認してください。服用時間をずらすことで対処できる飲み合わせではありません。
ヒトでのエビデンス
あり(ヒトのコクテル試験)
根拠
Guo Y et al. Eur J Clin Pharmacol. 2012;68:213-7. PMID: 21870106(ベルベリン300mg×3回/日・2週間投与後、CYP2D6の目印であるデキストロメトルファン/デキストロルファンの尿中比が9倍になり、2D6の活性低下が示された)。個別の薬との組み合わせ試験ではなく、酵素の働きを目印薬で測ったデータである。
- 最終確認日
- 2026-11-01
- 確認方法
- AIによる検証のうえ薬剤師が一括承認
研究の条件
研究の条件: ベルベリン300mgを1日3回、2週間続けた条件で、目印の薬の分解され方から酵素の働きを測っています。
ふだんの量では
ふだんの量では: 試験量(1日900mg)は市販品の一般量と同程度です。ただし、どの薬でどれだけ濃度が変わるかは薬ごとに違います。