ベルベリン × CYP2C9で分解される薬 注意(ヒトデータあり)
要約
【海外限定】海外ではサプリメントとして売られています。日本では、よく似た塩化ベルベリンが医薬品の成分として使われていますが、ベルベリンそのものの位置づけははっきりしていません。ベルベリンは、薬の分解酵素CYP2C9(薬を分解する仕組みの一つ)の働きも弱めることが、同じヒト試験で示されています。血圧の薬ロサルタンを目印にした測定で、分解の進み具合を示す比率が2倍になりました。血液を固まりにくくするワルファリンもこの酵素で分解される薬の一つですが、ベルベリンとワルファリンの組み合わせ自体を調べたヒト試験は確認できていません。ワルファリンを使っている方は特に慎重に、必ず主治医・薬剤師に相談してください。服用時間をずらすことで対処できる飲み合わせではありません。
ヒトでのエビデンス
あり(ヒトのコクテル試験。ワルファリン自体は未検証)
根拠
Guo Y et al. Eur J Clin Pharmacol. 2012;68:213-7. PMID: 21870106(ロサルタン/E-3174比が2倍になりCYP2C9活性の低下が示された)。ワルファリンとの直接の組み合わせデータはPubMed検索(2026-11-01)で検出されなかった。
- 最終確認日
- 2026-11-01
- 確認方法
- AIによる検証のうえ薬剤師が一括承認
研究の条件
研究の条件: ベルベリン300mgを1日3回、2週間続けた条件で、ロサルタンの代謝の比率から酵素の働きを推定した試験です。
ふだんの量では
ふだんの量では: 試験量は市販品の一般量と同程度です。ワルファリンは量の調整が細かい薬なので、酵素への影響が小幅でも無視できません。