シチコリン × レボドパ(商品名: ネオドパストン等) 注意(ヒトデータあり)
要約
【海外限定】日本では注射薬の医薬品成分として使われる成分で、食品に使うことはできないとされています。個人輸入の海外製品を使う場合の情報です。海外では、シチコリンがパーキンソン病の薬レボドパの働きを助けるかを調べた試験があります。85人の試験では、シチコリン1,200mg/日を加え、レボドパを通常量のままにした群と半量に減らした群で、4週間後の検査結果に大きな差はありませんでした。つまり併用でレボドパを減らせる可能性が示された一方、勝手に減らしてよい根拠ではありません。レボドパの量は体の動きに直結するため、自己判断で処方量を変えず、シチコリンを使う場合は必ず処方医に伝えてください。服用時間をずらすことで対処できる飲み合わせではありません。
ヒトでのエビデンス
あり(ヒト試験・系統的レビュー)
根拠
Eberhardt R et al. Clin Ther. 1990;12:489-95. PMID:2289218(パーキンソン病85例。レボドパ通常量(平均381mg/日)+シチコリン1,200mg/日群と、レボドパ半量(平均196mg/日)+同量のシチコリン群を4週間比較し、主要検査で群間に有意差なし。著者らはレボドパ節約効果を結論)。Martí Massó JF et al. Clin Ther. 1991;13:239-42. PMID:1863939(20例、全例レボドパ治療中。シチコリン筋注1,000mg/日15日→500mg/日15日で硬直が18.8%改善、副作用の報告なし。一方2,000mg/日を7日間使った4例では改善なし)。Que DLS, Jamora RDG. Clin Ther. 2021;43:e19-e31. PMID:33279231(7研究の系統的レビュー。硬直・無動・振戦等の改善とレボドパの最大50%までの減量が報告されたが、研究間のばらつきが大きく質の高い研究が必要と結論)。日本のニコリン注射液電子添文(2025年9月改訂第2版)には相互作用の項(10.)自体の記載がなく、レボドパの名指しもないことを確認した(2026-11-01閲覧)。したがってバッジは添付文書ではなくヒトデータに基づく。引用PMIDはいずれもPubMedで実在と内容を確認(2026-11-01)。
- 最終確認日
- 2026-11-01
- 確認方法
- AIによる検証のうえ薬剤師が一括承認
研究の条件
研究の条件: パーキンソン病患者への併用試験が中心で、シチコリン1,200mg/日・4週間の試験(Eberhardtら)と、筋肉注射で1,000mg/日15日→500mg/日15日の試験(Martí Massóら)があります。注射の結果を飲むサプリに当てはめることはできません。
ふだんの量では
ふだんの量では: 海外サプリは1粒250〜500mg、1日250〜1,000mg程度の表示が中心で(iHerb日本ストアでの販売確認、2026-11-01)、試験の量・形とは異なります。ふだんのサプリ量でレボドパへの影響がどの程度出るかは分かっていません。