シラジット × 品質(重金属汚染など)の注意 一般的注意
要約
【海外限定】日本ではサプリメントとして販売されておらず、個人輸入の海外製品で使われる成分です。シラジットで一番現実的な心配は、飲み合わせよりも製品の品質です。シラジットは岩からしみ出す天然の物質で、精製(不純物を取り除く処理)が不十分な製品では、鉛などの重金属(体にたまると害になる金属)が見つかった例が海外で報告され、販売が止められたこともあります。精製された製品を使った試験では大きな副作用は報告されていませんが、個人輸入品は品質の確認が難しいため、重金属の検査結果を示している製品かどうかを確かめることが大切です。具合が悪いときは製品自体が原因の可能性も考えてください。
ヒトでのエビデンス
ヒトエビデンスあり(精製製品での安全性試験)。汚染については製品分析・規制当局の報告
根拠
Stohs SJ. Safety and efficacy of shilajit (mumie, moomiyo). Phytother Res. 2014;28(4):475-479. PMID: 23733436。安全性の評価は精製・標準化された製品を前提としたものであり、質の高いヒト試験自体が少ないことが指摘されている。未精製・出所不明の製品では鉛・ヒ素・水銀・カドミウム等の重金属混入が海外の規制当局や製品分析で繰り返し問題になっており、カナダでは2005年に高濃度の重金属を理由に一部シラジット製品の販売が停止された。本レコードは特定の相手との相互作用ではなく、製品品質に関する注意喚起である。精製シラジットのヒト試験用量の例: Pandit S et al. Andrologia. 2016;48(5):570-575. PMID: 26395129(精製シラジット250mg×2回/日・90日間、健康男性で大きな有害事象なし)。
- 最終確認日
- 2026-11-01
- 確認方法
- AIによる検証のうえ薬剤師が一括承認
研究の条件
研究の条件: ヒト試験で使われてきたのは、精製され、フルボ酸などの含有量がそろえられた製品で、用量は250mgを1日2回・90日間程度が代表例です。試験で安全性が言えるのは、このような精製製品についてだけです。
ふだんの量では
ふだんの量では: 個人輸入で手に入る製品には、精製の程度や検査の有無が分からないものが混ざります。用量が試験と同じでも、重金属などの不純物の量は製品ごとに違い、ラベルだけでは判断できません。検査結果(分析証明書)を確認できる製品かどうかが分かれ目です。