このサイトは、薬の飲み合わせについて、添付文書や論文をもとに確かめた情報をお伝えするものです。あなたの体の状態や、ほかに飲んでいる薬のことまでは分かりません。自己判断で薬を中止・変更せず、気になったら処方医・薬剤師に相談してください。処方には、添付文書には書かれていない、その人の状態に合わせた理由があることも多いです。

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DIM(ジインドリルメタン) × タモキシフェン(商品名: ノルバデックス) 注意(ヒトデータあり)

要約

【海外限定】日本ではサプリメントとして販売されておらず、個人輸入の海外製品で使われる成分です。DIMはエストロゲン(女性ホルモン)の代謝の進み方を変える成分です。タモキシフェンを使っている女性を対象とした試験では、DIMを一緒に使うことで、タモキシフェンが体内で効く形に変わった物質(活性代謝物)の血中濃度が下がりました。濃度が下がると、タモキシフェンの効きが弱くなるおそれがあります。がんの再発予防の効果が実際に変わるかどうかまでは分かっていませんが、ホルモン療法(タモキシフェンやアロマターゼ阻害薬など)を受けている人は、自己判断でDIMを使わず、必ず主治医に相談してください。服用時間をずらすことで対処できる飲み合わせではありません。

ヒトでのエビデンス

ヒトエビデンスあり(無作為化試験130人で代謝物の低下を確認)

根拠

Thomson CA et al. A randomized, placebo-controlled trial of diindolylmethane for breast cancer biomarker modulation in patients taking tamoxifen. Breast Cancer Res Treat. 2017;165(1):97-107. PMID: 28560655。タモキシフェン服用中の女性130人の無作為化二重盲検試験。BR-DIM 150mg×2回/日・12か月で、尿中2/16α-ヒドロキシエストロン比が上昇(+3.2対プラセボ-0.7)し、SHBGが上昇した一方、血漿中のタモキシフェン代謝物(エンドキシフェン、4-ヒドロキシタモキシフェン、N-デスメチルタモキシフェン)が有意に低下した(P<0.001)。乳房密度に変化はなく、著者らはエンドキシフェン低下がタモキシフェンの臨床効果を弱める可能性について追加研究が必要としている。アロマターゼ阻害薬など他のホルモン療法薬との併用データはなく、同レコードの対象はタモキシフェンに限る。

最終確認日
2026-11-01
確認方法
AIによる検証のうえ薬剤師が一括承認

研究の条件

研究の条件: タモキシフェンを服用中の女性130人(完遂98人)が、吸収を高めたDIM製剤150mgを1日2回、12か月間使った試験です。エストロゲン代謝物の比率の変化と、タモキシフェンの活性代謝物の濃度低下が確認されました。

ふだんの量では

ふだんの量では: 海外製品の一般量は100〜300mg/日程度で、試験の300mg/日と重なります。ただし吸収を高める加工の有無で体内に入る量が変わるため、加工のない安価な製剤では影響が小さい可能性もありますが、安全と言い切れるデータはありません。

この記録は一般的な情報です。自己判断で薬を中止・変更せず、気になったら処方医・薬剤師に相談してください。処方には、添付文書には書かれていない、その人の状態に合わせた理由があることも多くあります。

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