このサイトは、薬の飲み合わせについて、添付文書や論文をもとに確かめた情報をお伝えするものです。あなたの体の状態や、ほかに飲んでいる薬のことまでは分かりません。自己判断で薬を中止・変更せず、気になったら処方医・薬剤師に相談してください。処方には、添付文書には書かれていない、その人の状態に合わせた理由があることも多いです。

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トンカットアリ × プロプラノロール(商品名: インデラル) 注意(ヒトデータあり)

要約

【海外限定】日本ではサプリメントとして販売されておらず、個人輸入の海外製品で使われる成分です。トンカットアリの水抽出物をプロプラノロールと一緒に飲んだ健康な男性の試験で、プロプラノロールの血中濃度が下がりました。血中濃度の総量は約29%、最高濃度は約42%下がり、濃度がピークに達するまでの時間も長くなりました。つまり、薬の効きが弱くなるおそれがあります。これは代謝(分解)が速くなったためではなく、腸からの吸収が減ったためと考えられています。プロプラノロールを使っている人は、この成分の使用を処方医・薬剤師に伝えてください。

ヒトでのエビデンス

ヒトエビデンスあり(健康男性14人の薬物動態試験)

根拠

Salman SAB et al. Modification of propranolol's bioavailability by Eurycoma longifolia water-based extract. J Clin Pharm Ther. 2010;35(6):691-696. PMID: 21054461。健康な若年男性14人の無作為化クロスオーバー試験。水抽出物200mgとプロプラノロール80mg単回を併用し、AUCが29%低下、Cmaxが42%低下、Tmaxが約86%延長。消失半減期は変わらず、吸収の低下による相互作用と結論された。健康成人で薬効自体への影響は確認されなかった点も論文に記載がある。同時服用で吸収が下がることが示されており、時間をずらした場合に避けられるかはこの試験では確かめられていない。

最終確認日
2026-11-01
確認方法
AIによる検証のうえ薬剤師が一括承認

研究の条件

研究の条件: 健康な若年男性14人。トンカットアリ水抽出物200mg(ユーリコマノン約0.03%含有)とプロプラノロール80mgを単回、同時に服用したときの血中濃度を比較した試験です。毎日続けて飲んだ場合のデータではありません。

ふだんの量では

ふだんの量では: 市販の海外製品は抽出物200〜400mg/日程度のものが多く、用量の範囲は試験と重なります。ただし製品ごとに成分の含有量が大きく違い、毎日飲み続けた場合に吸収への影響がどうなるかは分かっていません。

この記録は一般的な情報です。自己判断で薬を中止・変更せず、気になったら処方医・薬剤師に相談してください。処方には、添付文書には書かれていない、その人の状態に合わせた理由があることも多くあります。

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