ピモベンダン × 利尿薬 注意(添付文書)
要約
利尿薬(尿の量を増やして体の余分な水分を出す薬)は、この薬と一緒に使うことが前提になっている併用薬です。ただし、腎臓の働きが低下している人では、この薬で血液の流れが改善して尿の出がよくなりすぎ、脱水傾向になって腎臓の障害が悪化するおそれがあるため、利尿薬を減量するなどの調整を行うことと添付文書に書かれています。尿の量や体重、のどの渇き等の変化があれば処方医・薬剤師に伝えましょう。服用時間をずらすことで対処できる飲み合わせではありません。自己判断で中止・変更せず、気になったら処方医・薬剤師に相談を。処方には、添付文書には書かれていない、その人の状態に合わせた理由があることも多いです。
ヒトでのエビデンス
なし(添付文書§9.2.2の規定に基づく)
根拠
ピモベンダン錠「TE」(トーアエイヨー)の添付文書(改訂2025年10月)で確認した。先発品はアカルディカプセル。添付文書に§10(相互作用)の設定自体がなく、併用禁忌・併用注意の名指し行はない。慢性心不全(軽症〜中等症)では1回2.5mgを1日2回食後、ジギタリス製剤・利尿剤等と併用することが用法・効能に明記されている。 §9.2.2(腎障害のある患者)で利尿剤が名指しされ、「本剤による循環動態の改善により利尿が促進され、脱水傾向となることがあり、腎障害が悪化するおそれがあるので、利尿剤を減量するなど適切な処置を行うこと」と具体的なリスクと扱いが示されている(記載の所在は§10ではなく§9.2.2)。
- 最終確認日
- 2026-11-02