オザグレル塩酸塩水和物 × NSAIDs(非ステロイド性抗炎症薬、痛み止め・解熱剤) 一般的注意
要約
ロキソプロフェンやイブプロフェンなどのNSAIDs(痛みや熱を下げる薬のグループ)も、血小板の働きを抑えたり胃の粘膜を荒らしたりするため、オザグレルと一緒に使うと出血しやすくなる可能性が、作用の重なりから類推されます(類推であることを明記します。経口剤の添付文書でNSAIDsが名指しされているわけではありません)。市販の痛み止めを使う場合は、使っていることを処方医・薬剤師に伝えましょう。あざができやすい、鼻血・歯ぐきの出血が止まりにくい等の変化があれば、早めに処方医・薬剤師に伝えましょう。服用時間をずらすことで対処できる飲み合わせではありません。自己判断で中止・変更せず、気になったら処方医・薬剤師に相談を。処方には、添付文書には書かれていない、その人の状態に合わせた理由があることも多いです。
ヒトでのエビデンス
なし(併用の直接データなし。出血傾向という作用の重なりからの類推)
根拠
ドメナン錠100mg・200mg(キッセイ薬品工業)の添付文書、2022年8月改訂・第1版を原文で確認した。§10.1(併用禁忌)の設定はなく、§10.2(併用注意)は抗血小板剤(チクロピジン)・血栓溶解剤(ウロキナーゼ)・抗凝血剤(ヘパリン、ワルファリン)を1行にまとめた記載のみ。用法は1日量400mgを朝食後と就寝前の2回に分割投与。効能は気管支喘息。 §10.2の名指しは抗血小板剤・血栓溶解剤・抗凝血剤の3クラスのみで、NSAIDsの名指しはない。§9.1.1では出血している患者で出血を助長する可能性が示されている。作用の重なりからの類推である。
- 最終確認日
- 2026-11-01
- 確認方法
- AIによる検証のうえ薬剤師が一括承認