スプラタストトシル酸塩 × 食事 注意(ヒトデータあり)
要約
健康な成人で比べた試験では、食後30分に飲むと、空腹時に飲んだ場合よりスプラタストの最高血中濃度(Cmax)と血中濃度の指標(AUC)が下がることが示されています。つまり食事と一緒だと血液中に入る量が減り、効き目が弱くなるおそれがあります。ただし、この薬の飲み方はもともと「毎食後」と決められていて、用量は食後に飲む条件で設定されています。自己判断で空腹時に変えたりせず、決められた毎食後の飲み方を続けてください。服用時間をずらすことで対処できる飲み合わせではありません。自己判断で中止・変更せず、気になったら処方医・薬剤師に相談を。処方には、添付文書には書かれていない、その人の状態に合わせた理由があることも多いです。
ヒトでのエビデンス
あり(健康成人でのクロスオーバー試験で、食後30分投与時にスプラタスト(塩基)のCmax・AUC低下がインタビューフォームに示されている。低下の具体的な数値は同資料に示されていない)
根拠
アイピーディカプセル50・100/ドライシロップ5%(大鵬薬品工業)の添付文書、2022年2月改訂・第1版をPMDA電子添文の原文で確認した。添付文書に§10(相互作用)の設定自体がなく、併用禁忌・併用注意の名指し行はない。成人の用法は1回100mgを1日3回毎食後。食事の影響の数値は添付文書§16にはなく、インタビューフォーム(2025年9月改訂・第6版)Ⅶ項の記載(同一健常人クロスオーバー、100mg単回、食後30分投与でCmax・AUC低下、代謝物M-1は影響なし)に基づく。
- 最終確認日
- 2026-11-02