デュロキセチン × 三環系抗うつ薬・フェノチアジン系抗精神病薬・抗不整脈薬(アミトリプチリン(商品名: トリプチゾール)、ペルフェナジン、プロパフェノン(商品名: プロノン)、フレカイニド(商品名: タンボコール)等) 注意(添付文書)
要約
方向が逆の組み合わせです。この薬が、他の薬を分解する酵素(CYP2D6)を止めるため、相手の薬の血中濃度が上がることがあります。試験ではデシプラミン(日本では販売されていない三環系の薬)の濃度(AUC)が増えたと報告されています。添付文書では、相手の薬の量を減らすなど注意することとされています。減量の判断は処方医が行います。
ヒトでのエビデンス
あり(薬物動態報告)
根拠
PMDA添付文書(サインバルタカプセル20mg/30mg、塩野義製薬/日本イーライリリー、2026年5月改訂 第5版) 10.2併用注意に明記(三環系抗うつ剤アミトリプチリン塩酸塩・ノルトリプチリン塩酸塩・イミプラミン塩酸塩等、フェノチアジン系抗精神病剤ペルフェナジン、抗不整脈剤プロパフェノン塩酸塩・フレカイニド酢酸塩:本剤のCYP2D6阻害によりこれらの薬剤の血中濃度が上昇。本剤とデシプラミンとの併用でデシプラミンのAUCが増加したとの報告)
- 最終確認日
- 2026-10-30
この記録は一般的な情報です。自己判断で薬を中止・変更せず、気になったら処方医・薬剤師に相談してください。処方には、添付文書には書かれていない、その人の状態に合わせた理由があることも多くあります。