このサイトは、薬の飲み合わせについて、添付文書や論文をもとに確かめた情報をお伝えするものです。あなたの体の状態や、ほかに飲んでいる薬のことまでは分かりません。自己判断で薬を中止・変更せず、気になったら処方医・薬剤師に相談してください。処方には、添付文書には書かれていない、その人の状態に合わせた理由があることも多いです。

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シナモン × アルコール(お酒) 一般的注意

要約

お酒もカシア系シナモンのクマリンも、肝臓に負担をかけるものです。クマリンの1日の耐容上限は体重60kgの人で6mgで、カシア系シナモン約2g/日で達する計算のため、シナモンのサプリを毎日まとまった量取りながら飲酒も続けることは、肝臓への負担が重なるおそれがあります。ただし、シナモンとお酒を一緒に取って肝臓が悪くなったというヒトの報告はなく、これは負担の重なりからの注意です。お酒の席の料理に入る少量のシナモンが問題になるという話ではありません。服用時間をずらすことで対処できる飲み合わせではありません。

ヒトでのエビデンス

なし(ヒトでの併用データなし。根拠は双方の肝臓への負担の重なりという類推のみ)

根拠

PubMed検索(2026-11-01)で、シナモン×アルコールのヒトでの肝障害・相互作用報告は検出されず。クマリンの肝毒性と耐容上限: EFSA. EFSA Journal 2008;6(10):793(TDI 0.1mg/kg体重/日)。BfR. FAQ on coumarin in cinnamon and other foods(2012年更新。感受性の高い人では比較的少量でも肝障害が起きうるが通常は回復する、カシア約2g/日で体重60kgの成人がTDIに達する)。Abraham K et al. Mol Nutr Food Res 2010;54:228-239, PMID:20024932。アルコール自体の肝臓への負担は確立した事実であり、重なりは類推であることを明記する。含有量の実測: Wang YH et al. J Agric Food Chem 2013;61:4470-4476, PMID:23627682。用量記載のある肝炎症例: Abraham K et al. Mol Nutr Food Res 2010;54:228-239, PMID:20024932(シナモン1〜2g/日・2か月。アルコール併用例ではない)。EFSAの耐容上限0.1mg/kg体重/日は、クマリン医薬品のヒト肝毒性データからも同じ値が導かれている(Abraham 2010)。

最終確認日
2026-11-01
確認方法
AIによる検証のうえ薬剤師が一括承認

研究の条件

シナモンとアルコールの併用を直接調べたヒト研究は検出されませんでした。根拠はクマリンの肝毒性に関する公的評価のみです。用量については、カシア系シナモンのクマリン含有量に実測で大きな幅(認証サンプル0.31〜6.97g/kg、米国市販品で最大9.30g/kg)があるため、同じグラム数でもクマリン量は製品で数倍違いえます。用量が分かっている肝炎症例として、シナモン1日1〜2g(クマリン換算約3.3〜6.6mg/日)を2か月続けた23歳女性の肝炎例があり、飲酒との併用例ではありませんが、感受性の高い人では耐容上限前後の量でも影響が出うることが分かります。

ふだんの量では

想定されるのは、カシア系サプリを毎日取りながら飲酒も続けるような重なりです。BfRの平均含有量(1gあたり約3mg)ではカシア約2g/日で耐容上限(体重60kgの人で6mg/日)に達する計算ですが、実測値が高い製品ではより少ない量で達します。お酒の席の料理に入る少量のシナモンとは場面が違います。

この記録は一般的な情報です。自己判断で薬を中止・変更せず、気になったら処方医・薬剤師に相談してください。処方には、添付文書には書かれていない、その人の状態に合わせた理由があることも多くあります。

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