ネビボロール × CYP2D6阻害薬 注意(添付文書)
要約
【日本未承認】この薬は日本では承認・販売されていません。海外(米国など)で販売されている製品があり、以下の内容は米国の添付文書に基づく情報です。この薬は、CYP2D6という酵素(薬を分解する仕組み)でも分解されます。その酵素を止める薬(フルオキセチン、パロキセチンなどのうつ病の薬、キニジン、プロパフェノンなど)と一緒に飲むと、この薬の濃度が上がることがあります。代表的な阻害薬フルオキセチンとの試験では、効き目の中心であるd-ネビボロールの濃度の指標(AUC)が約8倍になりました。そのため、血圧を下げる働きや脈を遅くする働きが強く出るおそれがあり、量を減らすことが検討されます。併用は処方医・薬剤師に伝えましょう。服用時間をずらすことで対処できる飲み合わせではありません。
ヒトでのエビデンス
あり(フルオキセチン併用でd-ネビボロールAUC約8倍、Cmax約3倍)
根拠
ネビボロール錠 米国添付文書(ANI Pharmaceuticals、Rev. 10/25、DailyMedで確認) §7.1にCYP2D6阻害薬(キニジン、プロパフェノン、フルオキセチン、パロキセチン等)との併用に注意、§5.9に曝露が増え減量がありうること、§12.5にフルオキセチン20mg/日21日間後の単回投与でd-ネビボロールAUC約8倍・Cmax約3倍と記載。本剤は日本では未承認で、PMDAの添付文書はない。根拠は米国添付文書(FDA)であり。
- 最終確認日
- 2026-11-01
研究の条件
フルオキセチン20mg/日を21日間投与後、ネビボロール10mg単回投与(健康成人10例): d-ネビボロールAUC約8倍、Cmax約3倍。