レルカニジピン塩酸塩 × 強いCYP3A4阻害薬 禁忌
要約
【日本未承認】この薬は日本では承認・販売されていません。海外(欧州)で販売されている製品があり、以下の内容は欧州の添付文書(欧州SmPC)に基づく情報です。この薬は、CYP3A4という酵素(薬を分解する仕組み)で主に分解されます。その酵素を強く止める薬(ケトコナゾール、イトラコナゾールなどの抗真菌薬、リトナビルなどの抗ウイルス薬、エリスロマイシンなどの抗菌薬)と一緒には使えません。強い阻害薬ケトコナゾールとの試験では、この薬の濃度の指標(AUC)が約15倍になったと報告されており、血圧が下がりすぎるおそれがあります。使っている薬は処方医・薬剤師に伝えましょう。服用時間をずらすことで対処できる飲み合わせではありません。
ヒトでのエビデンス
あり(ケトコナゾールとの相互作用試験でAUC約15倍、Cmax約8倍)
根拠
ザニジプ(レルカニジピン塩酸塩)欧州SmPC(Recordati、現行版) §4.3で強いCYP3A4阻害薬との併用が禁忌とされ、§4.5にケトコナゾールでS-レルカニジピンのAUC約15倍・Cmax約8倍と記載。本剤は日本では未承認で、PMDAの添付文書はない(日本での開発権・販売権は返還された経緯がある)。根拠は欧州SmPCであり。
- 最終確認日
- 2026-11-01
研究の条件
ケトコナゾールとの相互作用試験: S-レルカニジピンのAUC約15倍、Cmax約8倍。
この記録は一般的な情報です。自己判断で薬を中止・変更せず、気になったら処方医・薬剤師に相談してください。処方には、添付文書には書かれていない、その人の状態に合わせた理由があることも多くあります。