プラゾシン塩酸塩 × ベラパミル塩酸塩(商品名: ワソラン) 注意(ヒトデータあり)
要約
心臓の薬ベラパミルと一緒に使った試験では、プラゾシンの血中濃度が上がりました。血中濃度の総量(AUC)が約50%増え、ピークの濃度は50〜80%増えたと報告されています。そのため、血圧を下げる働きが強く出るおそれがあります。ベラパミル自体にも血圧を下げる働きがあるため、併用時は血圧の下がり方に注意してください。
ヒトでのエビデンス
あり(ヒトでの併用試験で、ベラパミル併用時のプラゾシン血中濃度の上昇が報告されている。Meredith et al. Br J Clin Pharmacol 1986)
根拠
ミニプレス錠(ファイザー)現行版に基づく。本調査では日本の現行電子添文の原文・版数に到達できなかったため、相互作用の構成は海外の公的製品情報(スペインの製品情報等で、利尿薬・他の降圧薬との相加作用とPDE5阻害剤との症候性低血圧が示されていること)で照合した範囲で記載した。根拠はヒト併用試験(Meredith et al., Br J Clin Pharmacol, 1986)の二次資料で確認した値(AUC約50%増、Cmax 50〜80%増)。PMIDは本調査で確定できなかったため根拠欄には書いていない。
- 最終確認日
- 2026-11-01
研究の条件
研究の条件: ヒトでの併用試験の報告値です。AUCが約50%、Cmaxが50〜80%上がりました。測られたのは血中濃度であり、血圧への影響の大きさを直接測った値ではありません。
ふだんの量では
ふだんの量では: ベラパミルは通常の治療量で併用される薬であり、量の問題ではなく組み合わせ自体の注意です。飲み始めや量の変更時は立ちくらみに注意してください。