アブロシチニブ × 食事 大きな影響なし(ヒトデータあり)
要約
高脂肪・高カロリーの食事と一緒に飲むと、アブロシチニブの最高血中濃度(Cmax)が約29%、血中濃度の指標(AUC)が約26%増え、最高濃度に達する時間は約2時間遅れることが試験で示されていますが、添付文書では食事の有無にかかわらず飲めることとされています。数値の変化はありますが、効き目への影響は小さく、実務上は食前・食後を気にせず毎日同じリズムで飲んでよい、というのが結論です。
ヒトでのエビデンス
あり(ヒトでの薬物動態試験。高脂肪・高カロリー食併用でCmax約29%増、AUC約26%増、Tmax約2時間遅延。米国添付文書の公表値)
根拠
サイバインコ錠50mg・100mg・200mg(ファイザー)の添付文書に基づく。本剤は主にCYP2C19(約53%)とCYP2C9(約30%)で代謝され、CYP3A4(約11%)・CYP2B6(約6%)も関与する(in vitro)。数値は米国添付文書・欧州SmPCの公表値で照合した。 海外添付文書の食事の影響データに基づく。
- 最終確認日
- 2026-11-01
研究の条件
研究の条件: 試験は高脂肪・高カロリー食(最も吸収が変わりやすい条件)での単回投与の検討です。
ふだんの量では
ふだんの量では: 通常の食事では変化はこれより小さいと考えられ、食事の有無を気にせず服用できる扱いになっています。
この記録は一般的な情報です。自己判断で薬を中止・変更せず、気になったら処方医・薬剤師に相談してください。処方には、添付文書には書かれていない、その人の状態に合わせた理由があることも多くあります。