アブロシチニブ × たばこ 一般的注意
要約
たばこでアブロシチニブの血中濃度が変わるという薬物動態のデータはありません。一方で、JAK阻害薬の使用中は心筋梗塞や脳卒中などの心血管の病気と悪性腫瘍(がん)のリスクが同系統の薬で指摘されており、喫煙している人・過去に喫煙していた人ではそのリスクがより高いことが添付文書で注意されています。禁煙は治療のためにも望ましい行動です。これは血中濃度の相互作用ではなく、病気のリスクの重なりとしての注意です。
ヒトでのエビデンス
なし(薬物動態の相互作用データなし。心血管・悪性腫瘍リスクに関するJAK阻害薬の警告と喫煙の確立したリスクからの一般的注意)
根拠
サイバインコ錠50mg・100mg・200mg(ファイザー)の添付文書に基づく。本剤は主にCYP2C19(約53%)とCYP2C9(約30%)で代謝され、CYP3A4(約11%)・CYP2B6(約6%)も関与する(in vitro)。数値は米国添付文書・欧州SmPCの公表値で照合した。 添付文書のJAK阻害薬に関する心血管系事象・悪性腫瘍の注意(現在喫煙中又は過去に喫煙歴のある患者でリスクが増加する旨)に基づく一般的注意であり、薬物動態の相互作用ではないことを明記した。
- 最終確認日
- 2026-11-01
この記録は一般的な情報です。自己判断で薬を中止・変更せず、気になったら処方医・薬剤師に相談してください。処方には、添付文書には書かれていない、その人の状態に合わせた理由があることも多くあります。