モリデュスタットナトリウム × 鉄剤(経口鉄剤) 注意(添付文書)
要約
飲み薬の鉄剤と一緒に飲むと、鉄とモリデュスタットが胃腸の中でくっついて(キレートという結びつき)、モリデュスタットの吸収が下がり、貧血への効き目が弱くなるおそれがあります。添付文書では、鉄剤とは前後1時間以上あけて飲むこととされています。1時間あけることが公式の決まりです。鉄剤は貧血治療で一緒に使われることが多い薬ですので、飲む時刻を薬剤師と一緒に決めてください。
ヒトでのエビデンス
あり(ヒトでの薬物動態試験で、経口鉄剤併用時のモリデュスタット曝露量の低下が示されている)
根拠
マスーレッド錠(バイエル薬品)の添付文書に基づく。用法は1日1回食後。 §10.2(併用注意)に鉄剤が名指しされ、前後1時間以上の間隔が示されている。多価陽イオンとのキレート形成が機序。
- 最終確認日
- 2026-11-01
研究の条件
研究の条件: 健康成人での相互作用試験では、経口鉄剤との同時服用でモリデュスタットの血中濃度が低下したことが添付文書の薬物動態データに示されている(数値の細部は登録前に原文で再照合すること)。
ふだんの量では
ふだんの量では: 鉄剤は貧血治療の通常量で併用されることが前提の注意であり、量を減らす話ではなく、飲む時刻を1時間以上ずらすことで対処するタイプです。
この記録は一般的な情報です。自己判断で薬を中止・変更せず、気になったら処方医・薬剤師に相談してください。処方には、添付文書には書かれていない、その人の状態に合わせた理由があることも多くあります。