シポニモドフマル酸 × フルコナゾール(抗真菌薬、商品名: ジフルカン)等の中程度のCYP2C9阻害+中程度のCYP3A4阻害をあわせ持つ薬 注意(添付文書)
要約
本剤は主にCYP2C9(肝臓の分解酵素)で分解されます。フルコナゾール(カビの薬)のように、CYP2C9とCYP3A4の両方を止める薬と一緒に使うと、本剤の濃度が大きく上がります。試験では、フルコナゾールとの併用で本剤の濃度(AUC)が約2倍に増え、シミュレーションでは最大約2.7倍と予測されています。濃度が上がると、感染症や心拍数の低下などの副作用が出やすくなるおそれがあります。添付文書では「併用しないことが望ましい」とされています。自己判断で組み合わせず、処方医・薬剤師に相談してください。
ヒトでのエビデンス
ヒトでの併用試験(健康成人14例)で、フルコナゾール併用によりシポニモドのAUCが1.98倍に増加した(添文§16.7.1)
根拠
メーゼント錠0.25mg/2mg(ノバルティスファーマ株式会社)2023年10月改訂・第5版を原文確認した。 §10.2に「中程度のCYP2C9阻害作用かつ中程度のCYP3A4阻害作用を有する薬剤(フルコナゾール等)」の行があり、「併用しないことが望ましい」と明記されている。
- 最終確認日
- 2026-11-01
この記録は一般的な情報です。自己判断で薬を中止・変更せず、気になったら処方医・薬剤師に相談してください。処方には、添付文書には書かれていない、その人の状態に合わせた理由があることも多くあります。