このサイトは、薬の飲み合わせについて、添付文書や論文をもとに確かめた情報をお伝えするものです。あなたの体の状態や、ほかに飲んでいる薬のことまでは分かりません。自己判断で薬を中止・変更せず、気になったら処方医・薬剤師に相談してください。処方には、添付文書には書かれていない、その人の状態に合わせた理由があることも多いです。

表示設定:配色 ライト / 文字 標準

エレトリプタン臭化水素酸塩 × CYP3A4阻害薬(イトラコナゾール(抗真菌薬、商品名: イトリゾール)、クラリスロマイシン(抗菌薬、商品名: クラリス)等) 注意(添付文書)

要約

CYP3A4(肝臓の分解酵素)の働きを止める薬と一緒に使うと、本剤の濃度が大きく上がります。試験では、抗真菌薬ケトコナゾール(日本では飲み薬は販売中止)との併用で濃度(AUC)が約6倍、エリスロマイシンでは約4倍に上がりました。濃度が上がると、血管収縮などの作用が強く出すぎるおそれがあります。イトラコナゾールやクラリスロマイシンなどを使うときは、本剤の使用について処方医・薬剤師に必ず確認してください。服用時間をずらすことで対処できる飲み合わせではありません。

使い方の注意 この薬は片頭痛の頭痛が始まったときに飲む薬で、予防のための薬ではありません。飲み足す場合は前の服用から2時間以上あけ、1回飲んでもまったく効かなかったときは、その発作では飲み足しません。

ヒトでのエビデンス

ヒトでの相互作用試験で、ケトコナゾール併用によりAUC約6倍・Cmax約3倍、エリスロマイシン併用によりAUC約4倍・Cmax約2倍に増加した(米国添付文書・添文§16相当のデータ)

根拠

レルパックス錠20mg(ヴィアトリス製薬)2024年7月改訂・第5版の添付文書に基づく。§10.2にマクロライド系抗生物質(エリスロマイシン、クラリスロマイシン等)とイトラコナゾールが名指しされている。数値は§16.7のヒト試験の実測値(ケトコナゾール併用でCmax約2.7倍・AUC約5.9倍、エリスロマイシン併用でCmax約2倍・AUC約4倍)。米国では強いCYP3A4阻害薬の一部が禁忌扱いだが、日本の添文§10.1はリトナビル含有製剤等のみであり、この記録の対象は§10.2の併用注意である。

最終確認日
2026-11-01
確認方法
AIによる検証のうえ薬剤師が一括承認

代謝・排泄:主に肝臓で代謝(CYP3A4)

この記録は一般的な情報です。自己判断で薬を中止・変更せず、気になったら処方医・薬剤師に相談してください。処方には、添付文書には書かれていない、その人の状態に合わせた理由があることも多くあります。

エレトリプタン臭化水素酸塩 の飲み合わせ一覧へ