エレトリプタン臭化水素酸塩 × グレープフルーツ類 ヒトでの直接データなし・機序からの注意
要約
グレープフルーツ類は、腸の壁にあるCYP3A4(分解酵素)の働きを止めます。本剤は主にこのCYP3A4で分解されるため、グレープフルーツをたくさん摂ると本剤の濃度が上がり、作用が強く出すぎるおそれがあります。実際にグレープフルーツと一緒に飲んで調べた試験はないため、これは機序(仕組み)からの注意です。同じ仕組みの薬(イトラコナゾール等)では濃度が数倍に上がったデータがあるため、発作で本剤を飲む日はグレープフルーツ類を控えるのが無難です。
使い方の注意 この薬は片頭痛の頭痛が始まったときに飲む薬で、予防のための薬ではありません。飲み足す場合は前の服用から2時間以上あけ、1回飲んでもまったく効かなかったときは、その発作では飲み足しません。
ヒトでのエビデンス
なし(機序からの注意。グレープフルーツとの直接の試験はない)
根拠
レルパックス錠20mg(ヴィアトリス製薬合同会社)。インタビューフォーム(2024年7月改訂・第4版)が依拠する2024年7月改訂の電子添文、および患者向医薬品ガイド(2024年7月更新)で§10.1の範囲を確認した。 本剤の主代謝がCYP3A4であることは添文に明記され、機序バッジの基準(主要な消失経路に関わる場合)に該当する。グレープフルーツ自体の直接データはないことを明示する。研究で使われる大量摂取ではなく通常の食事量でも、腸管CYP3A4阻害は起こりうるため量の断定はしない。
- 最終確認日
- 2026-11-01
この記録は一般的な情報です。自己判断で薬を中止・変更せず、気になったら処方医・薬剤師に相談してください。処方には、添付文書には書かれていない、その人の状態に合わせた理由があることも多くあります。