ゾルミトリプタン × MAO阻害薬 禁忌
要約
MAO阻害薬(脳内の伝達物質を分解する酵素を止める薬)とは一緒に使えません。本剤とその活性代謝物(効き目のある形に変わったもの)はA型のMAOで分解されるため、MAO阻害薬と一緒だと分解が止まり、濃度が上がって作用が強く出すぎるおそれがあります。試験では、MAO-A阻害薬のモクロベミド(日本未承認)との併用で、活性代謝物の濃度(AUC)が約213%増えました。MAO阻害薬をやめてから2週間以内も本剤は使えません。2週間あけることが公式の決まりです。
使い方の注意 この薬は片頭痛の頭痛が始まったときに飲む薬で、予防のための薬ではありません。飲み足す場合は前の服用から2時間以上あけ、1回飲んでもまったく効かなかったときは、その発作では飲み足しません。
ヒトでのエビデンス
ヒトでの併用試験(健康成人12例)で、モクロベミド併用により活性代謝物のAUCが約213%、Cmaxが約154%増加した(添文§16.7.1)
根拠
ゾーミッグ錠2.5mg(沢井製薬株式会社)2025年10月改訂・第2版をPMDA/JAPICの電子添文で原文確認した。 §10.1にMAO阻害剤が挙げられ、§2.7に投与中・投与中止2週間以内の患者が禁忌として明記されている。数値は§16.7.1の外国人データ。
- 最終確認日
- 2026-11-01
この記録は一般的な情報です。自己判断で薬を中止・変更せず、気になったら処方医・薬剤師に相談してください。処方には、添付文書には書かれていない、その人の状態に合わせた理由があることも多くあります。