ファモチジン × アルコール(飲酒全般) 大きな影響なし(ヒトデータあり)
要約
お酒の血中濃度がこの薬で上がるかどうかは昔に論争がありましたが、ファモチジンについては、条件をそろえた試験やまとめの解析で「上がらない」という結果が中心です。条件の特殊な小試験で上がった報告も1件あります(両論併記)。なお、お酒自体が胃や潰瘍を悪くする点は、薬の相互作用とは別の話です。
ヒトでのエビデンス
あり(薬物動態試験・メタ解析)
根拠
両論併記:(1)上がらなかった側:無作為化試験 Am J Gastroenterol. 1994;89:745-749, PMID:8172150(ファモチジン40mg就寝前2か月で血中アルコール不変)、Br J Clin Pharmacol. 1994;37:371-374, PMID:8018458、メタ解析 J Gen Intern Med. 1998;13:594-599, PMID:9754514(シメチジンとラニチジンでは小さな上昇、ファモチジンでは差なし)。(2)上がった側:Aliment Pharmacol Ther. 1994;8:55-61, PMID:8186347(初回通過代謝が高い人だけを選んだ24例でAUC29%増。著者らも臨床的意味は小さいと評価)。PMDA添付文書10.にアルコールの記載なし
- 最終確認日
- 2026-10-30
この記録は一般的な情報です。自己判断で薬を中止・変更せず、気になったら処方医・薬剤師に相談してください。処方には、添付文書には書かれていない、その人の状態に合わせた理由があることも多くあります。