ファモチジン × ワルファリン(血液をサラサラにする薬、商品名: ワーファリン) 大きな影響なし(ヒトデータあり)
要約
同じH2ブロッカーのシメチジンでは、ワルファリンの効き目が強まる相互作用が知られています。ファモチジンについては、米国の添付文書に、人でワルファリンを試し、体内での動きに目立った影響はなかったと明記されています。日本の添付文書には記載がありません。シメチジンの話をファモチジンにそのまま当てはめることはできません。なお、これはファモチジンがワルファリンの効きを変えるかどうかという話で、ワルファリン自体の管理(血液の検査値の確認など)が不要になるという意味ではありません。
ヒトでのエビデンス
あり(米国添付文書に収載されたヒト試験)
根拠
米国添付文書(PEPCID、FDAラベル)のDrug Interactions:人での試験で、ファモチジンは肝臓の分解酵素(チトクロームP450系)で分解される薬の体内での動きに目立った影響を示さず、人で試した薬の中にワルファリンが明記されている。総説でも、ファモチジンがワルファリンの分解を遅らせるという根拠はないと整理されている(Hussey EK, Dukes GE. DICP. 1989;23(9):675-679. PMID:2572090)。日本のPMDA添付文書10.にワルファリンの記載なし
- 最終確認日
- 2026-10-30
この記録は一般的な情報です。自己判断で薬を中止・変更せず、気になったら処方医・薬剤師に相談してください。処方には、添付文書には書かれていない、その人の状態に合わせた理由があることも多くあります。