ファモチジン × シメチジンで問題になるCYP代謝薬全般(フェニトイン等)との違い 大きな影響なし(ヒトデータあり)
要約
H2ブロッカーの中でもシメチジンは、薬の分解酵素(CYP)を止める作用が強く、多くの相互作用で知られます。ファモチジンについては、米国の添付文書に「人でワルファリン、テオフィリン、フェニトイン、ジアゼパムなどを試し、CYPで分解される薬の体内での動きに目立った影響はなかった」と明記されていて、シメチジンとは対照的です。日本の添付文書の相互作用の記載は、胃酸の影響で吸収が下がるイトラコナゾールの1項目だけです。ただし「ファモチジンなら何とでも安全」という意味ではなく、組み合わせごとに例外がないかは個別に確認が必要です。
ヒトでのエビデンス
あり(米国添付文書に収載されたヒト試験)
根拠
米国添付文書(PEPCID、FDAラベル)のDrug Interactions:「薬物相互作用は確認されていない。ファモチジンの人での試験、動物モデル、試験管の試験では、肝臓の分解酵素(チトクロームP450系)で分解される薬の体内での動きに目立った影響は示されなかった。人で試した薬はワルファリン、テオフィリン、フェニトイン、ジアゼパム、アミノピリン、アンチピリン」と明記。日本のPMDA添付文書(ガスター錠、2026年9月改訂第3版)10.は10.2イトラコナゾールの項のみで、10.1併用禁忌なし。16.4:代謝はS-oxide体のみで主排泄は腎
- 最終確認日
- 2026-10-30
この記録は一般的な情報です。自己判断で薬を中止・変更せず、気になったら処方医・薬剤師に相談してください。処方には、添付文書には書かれていない、その人の状態に合わせた理由があることも多くあります。